自分を歴史に刻む一冊を

 

写真集とは・・・

写真を趣味としていらっしゃる方は数多くいらっしゃいます。近年はデジタル作品としてSNSに投稿したり、PCやタブレットで作品集をつくって楽しんでおられる方も多いでしょう。

しかし、紙に焼いた写真の魅力はまた格別。紙の質感が写真に深い味わいをもたらします。

印刷で写真作品を表現することは非常に難しいのですが、私たち河内屋(カワチヤ)は数多くの写真集や画集などの高級美術印刷を手がけてきた経験から、印刷によるクリアで味わい深い写真再現に自信を持っています。

また作品のチョイスや解説文の記述、被写体のテーマや撮影年による分類など、本ならではのエディトリアル(編集)の妙味もお楽しみください。

 

個人写真集以外にもサークルやグループによる写真集、絵画や書とのコラボなど「誌上ミュージアム」を展開し、記念として末永く保存できるのも書籍ならではの魅力でしょう。

 

 

写真集・画集・絵本のことなら河内屋へご相談ください

Tel 03-3431-3339
Fax 03-5401-3402
住所: 東京都港区新橋5-31-7 MAP

 

河内屋(カワチヤ)制作の写真集の事例  – 写真家・羽田誠様の写真集 –

 

河内屋(カワチヤ・プリント)では、FMスクリーニングをはじめとしたオフセット印刷や活版印刷・シルクスクリーン印刷・箔押し印刷など特殊印刷を総合的に組み合わせた印刷作品を多数手がけています。

 

そして、そうした印刷作品のなかには、フォトグラファーやグラフィックデザイナーなどさまざまな視覚分野のアーティストの作品集も数多く含まれます。

 

フォトグラファーとして雑誌や商業写真の分野で活躍しておられる羽田誠様がプライベートな作品集として出版された写真集“Baumkuchen(バウムクーヘン)”では、「ブルーからエメラルドグリーンにかけての淡い色調をベースとした、統一感のある作品世界を構築したい」という羽田様のコンセプトに基づいて、試行錯誤を繰り返し制作しました。

 

詳しくはこちらのページをどうぞ

 

 

紙質と印刷について

 

鮮やかな色彩を再現したい印刷には厚手のコート紙やミラーコート紙を。たとえば花や自然を被写体とした写真や、アクリル絵の具を用いた絵画などに向いています。

 

もっとしっとりとした質感をお望みならマット紙を。コート紙の発色とマット紙の落ち着きを両立させるマットコート紙という選択肢もあります。モノクロ写真やセピア・カラーを生かした写真、墨のニュアンスを際立たせたい書などにもお勧めです。

 

このほか、作品表現のどこにポイントを置きたいのか、作者様の意図をお聞かせいただき、印刷技師と入念な打ち合わせの上、納得のいく用紙選びをしていただけます。

 

 

FMスクリーンについて

 

やや専門的な話になりますが、印刷物のキメの細かさは網点の線数で決まります。一般的な印刷物は175線ですが、河内屋(カワチヤ)の使用している「FMスクリーン 」という製版技術では385線相当(数が多いほどキメが細かくなります)。これは、最新のタブレットディスプレイよりもはるかに高解像度です。

 

FMスクリーンは細部に至るまで線のエッジが効き、デリケートなグラデーション、シャドウからハイライトまでの階調差を自然に表現します。

写真のボケ味を再現し、筆のかすれ、にじみまでを克明に再現できるFMスクリーン。印刷物の細部に神を宿らせるために欠かせない技術です。

 

 

色調整について

 

写真集に一番重要なのは、色味の再現性です。もちろん私たちは「機械的に正確無比な」色再現を行います。しかし、作品づくりにはそれだけでは十分とはいえません。作者様の感性にフィットする色目、作品全体を俯瞰した時のバランスが重要だからです。

 

色校正には作者様にお立ち会いいただき、その場で色を補正しながら「うん、この色だ!」という色がみつかるまで調整します。

※印刷物はC(水色)、M(朱色)、Y(黄)、K(黒)のインクの掛け合わせで色彩を表現します。色目によってはどうしても再現できない色もあることをご了承ください。

 

また、どうしても発色できない色については、特色(数種のインクを練り合わせ、複雑な色を再現する)を使うという手法もあります。どうぞご相談ください。

 

 

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